6、就職活動

“スポーツトレーナー荻山悟史の姿勢が良くなるメールマガジン”で連載した、私がトレーニングを始めた高校生の頃からトレーナーとして働く現在に至るまでの話を転載します。


2015年4月号より


ほとんどの同級生が2年間で専門学校を卒業しましたが、もう1年勉強したかった私は、両親に頼んでアスレティックトレーナー研究科という3年目の課程に進学させてもらいました。


進学後はすぐに就職活動が始まりました。前年に同級生が活動している様子を見ていたこともあり、私は1年間じっくりと自分の作戦を練ることができていました。


卒業後は「フィットネスクラブへ就職」「整形外科、接骨院へ就職」「スポーツの現場で活躍する先生のアシスタントとして活動」「鍼灸・マッサージの学校へ進学」という大きく分けて4つの選択肢がある中から、


私は「フィットネスクラブへの就職」を目指すことにしました。将来パーソナルトレーナーとして活動して、プロ野球の世界を目指そうと考えていた私はフィットネスクラブでトレーニング指導の機会を多く持つことからキャリアをスタートするのが良いと考えました。


担任の先生からは、もう少し候補を増やしてみては?と言われましたが…大手スポーツクラブを除いた約20社を候補に面接を受けていきました。


5年以内の独立を考えていましたので、トレーニング指導をマニュアルで縛られないところ、開業資金を貯めるために実家から通えるところ(できれば都心部)、など…後の展開を考えると、研修期間が長く社内制度が複雑、地方勤務の可能性がある大手企業は選択肢から外すことにしました。


最初の面接が第1希望という運のなさはありましたが…6社目のリッチモンドフィットネスクラブという目白のホテル内にある小さなフィットネスクラブから内定をいただくことができました。


1週間以内に返事をしなければ取り消しということで、後半に予定していた面接に後ろ髪を引かれながらも覚悟を決めたのでした。[つづく]

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