9、パーソナルトレーナーデビュー その2

“スポーツトレーナー荻山悟史の姿勢が良くなるメールマガジン”で連載した、私がトレーニングを始めた高校生の頃からトレーナーとして働く現在に至るまでの話を転載します。

2015年7月号より

2006年秋からフィットネスクラブ「ジェクサー四ッ谷店」で週1回、念願だったパーソナルトレーナーとして働き始めました。

館内に他のパーソナルトレーナーの方と並んでチラシを掲載していただいて、予約を募集することになりましたが…入ったばかりの新人に簡単に予約が入るわけもなく、、

働くというより、まずはマシンジムに立って“自分の存在を知ってもらう”ことが必要でした。

パーソナルトレーナーのシステムは“フリーランス”ですから、当然時間給や交通費の支給はなく、予約が入って初めてお金をいただくことができる契約です。当時はリッチモンドフィットネスクラブの社員をしながらの兼業でしたから、数年後のために売り上げがゼロでも頑張ると割り切っていたのですが、予約がなく毎週ただジムに立って過ごす日々はとても長く感じました。パーソナルトレーナー専用のジャージを着用している自分が会員さんと話をしても営業を警戒されてしまい、会話が続かず。。

見かねたジムのスタッフが気を使って会員さんとの会話に混ぜてくれるようになると2ヶ月目に初めての予約が入ることになりました。
[つづく]

0コメント

  • 1000 / 1000