4、専門学校研究科へ進学

“スポーツトレーナー荻山悟史の姿勢が良くなるメールマガジン”で連載した、私がトレーニングを始めた高校生の頃からトレーナーとして働く現在に至るまでの話を転載します。

2015年2月号より

人体解剖実習という大きな経験をしたものの、専門学校での学生生活は高校時代の延長という感覚がいつまでも抜けずにダラダラと過ごしていました。

二年生に進学すると、すぐに同級生は就職活動に取り組んでいましたが、まだ自分にはトレーナーとしての将来のビジョンがまったく見えていなかったこともあり、入学したときから検討していた研究科への進学を決意しました。

6クラス200名以上いたトレーナー科の学生の中からわずか15名しか進学しない研究科で1年間勉強に励みました。人生で唯一の"勉強をした"と言える期間だったと思います。

この研究科では元アメリカメジャーリーグ、シカゴホワイトソックスでトレーナーをしていた桑原匠司先生が担任だったのですが、自分の将来のビジョンを明確にする大切さや、目標の立て方、夢の叶え方を教えていただいたことで自信を持って学校を卒業することができそうだと思えました。

また前述した東京ドームでのグラウンドキーパーのアルバイト中に当時のジャイアンツ伊藤博トレーニングコーチに質問をしたところ、「最初はスポーツクラブから頑張れ、どこかでチャンスがあるから」と声をかけてもらい、まずはスポーツクラブへの就職を目指すことにしました。[つづく]

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